クリスマス前後に甘い物づいているKanekoです。
ただ食べるだけではなくたまには勉強もと思い、上野公園内にある国立科学博物館の「
チョコレート展」に行ってまいりました。
今回の展示を観ると、チョコレートは一つの文化だと感じることができます。
高貴な飲み物だったチョコレートが現在の形になった歴史的な遷移や、お菓子好きなら一度は耳にする有名人がどのような功績を残したのかなど、興味深い展示や解説が続きます。
日本のチョコレートの歴史に関する展示では、子どもの頃に見た商品のポスターやパッケージなどがあり、懐かしい気分に浸りました。
様々な工夫がされた展示ですが、中でも面白いのが「体験ゾーン」です。
カカオの実からどのようにしてチョコレートになるのか、工場での工程を「体験」出来るようになっています。
例えば、荒く砕いたカカオ豆を、風圧で実(カカオニブ)と外皮(シェル)に分ける工程では、ブース内に風が吹いてカカオ豆の気持ち(?)が体験できるようになっています。
また、チョコレートの出来上がりを左右する「調温(テンパリング)」の工程では、実際にどのように冷温を使い分けるのか、その順番が体感出来るように、進むごとに温度が変わるブースが用意されています。
一見子どもだましとも思えるような「体験」ですが、印象は強く残ります。
単純な仕掛けほど、経験を思い出すスイッチになり得るかもしれませんね。
目で見るだけはなく、五感で学ぶことの大切さを改めて感じました。
解説も平易に書かれており、お子様連れで楽しめる内容だと思います。
日本科学博物館は常設展示も充実していますので、長めに時間を取るのがお勧めです。
チョコレート展は2月24日までやっていますよ。

写真:上野といえばパンダ、のチョコレート
しかしこの展示の最大の仕掛けは、出口の物販で各メーカーのチョコレートを売っているところかもしれません。
観ている途中からチョコレートを食べたい気分満開だったため、思わず
グリコ・アーモンドピークを買ってしまいました。
大変美味しかったです。
さて、2012年も残すところあと数日となり、年内の更新はこれで最後です。
今年も一年、Quonblogをお読みいただき誠にありがとうございました。
来年もどうぞ宜しくお願いいたします。