概 要 |
大学の教育研究の価値を高めて厳しい経営環境を克服するために、文部科学省を含めた社会に対するアカウンタビリティを確立していく過程において、データに基づいてPDCAサイクルを実質化していくことの重要性がさかんに叫ばれています。 データ収集と分析の手段として有用なものの一つに、学生、保護者等のステークホルダーに対するアンケート調査が挙げられます。 しかしながら、大学事務組織によるアンケート調査においては、何となく聞きたい設問を並べてアンケートを実施し、終了後は回答を集計して報告するだけとなっているケースが多く見受けられます。 本来は、「何を目的に行うものなのか」を明確にし、結果から導き出される情報を有効活用しながら、現在抱えている課題の解決や次なる成果に確実につなげていくことが、望ましいアンケート調査と言えます。 本研修では、「学生満足度調査」「授業評価アンケート」などを例に挙げ、アンケートの作り方と実施、分析方法のエッセンスを学びます。
【セミナー終了後のゴール】 ・意味のあるアンケート調査をするため、目的を明確にする重要性を理解している ・アンケートの基本的な構成を知り、その構成に則って、自身が実施したいアンケートの案を作成することができる ・量的データと質的データの分析の基礎を学び、グループでつくったアンケートの分析シミュレーションを行うことができる |
詳 細 |
(予定)
1.リサーチスキル ・課題をどうやって見つけるのか ・概念を見つけて、変数を探す
2.目的を持ったアンケート設計 ・アンケート作成の流れ ・アンケートの目的、時期、方式
3.アンケートの準備と設計 ・アンケートの基本的な構成 ・質問項目の作り方 ・アンケート作成演習
4.量的データの分析 ・基本統計量(平均と分散・標準偏差、分布の形) ・属性による分析 ・相関分析 ・量的データ分析のシミュレーション
5.質的データの分析 ・自由記述の分析方法 ・KH Coderによる分析 ・自由記述から次のアンケートへ |
対 象 |
若手職員~管理職職員 |
講 師 |
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向後 千春 こうご ちはる (早稲田大学人間科学学術院 教授)
1958年生まれ。博士(教育学)(東京学芸大学)。専門は教育工学、教育心理学、特に、eラーニング、成人教育、インストラクショナルデザイン。著書に『いちばんやさしい教える技術』(永岡書店)、『統計学がわかる』(技術評論社)、『自己表現力の教室』(情報センター出版局)など。 |
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開講日 |
--- | 【日程A】終了 2018年10月19日(金)13時~17時 |
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受講料 |
【個人単位でお申込みの場合】 10,800円(税込/1名様あたり)
【大学(法人)単位でお申し込みの場合】 申込タイプにより異なります 詳細は https://www.quonb.jp/university/sdseminar_info.html |
定 員 |
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申込締切日 |
実施日の3日前 |
受講料
振込口座 |
【個人単位でお申込みの場合】 ◆お申込みから7日以内に、下記口座までお振込みください。 三菱UFJ銀行 江戸川橋支店 普通 1045898 口座名義 株式会社早稲田大学アカデミックソリューション
【大学(法人)単位でお申込みの場合】 大学窓口担当者様に請求書をお送りいたします。
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会場 |
早稲田大学 早稲田キャンパス19号館4階413教室 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-21-1 https://goo.gl/maps/gZ3oAHjcU3C2 |
キャンセルポリシー | 【個人単位で参加の場合】 お申込をキャンセルされる場合は、下記事務手数料およびキャンセル料が発生いたします。 受講料のお振込がないことをもってキャンセルとはみなしませんので、必ずメールかお電話にてご連絡くださいますようお願いいたします。
【キャンセル料】 お申込日~ : 事務手数料2,000円 セミナー開催1か月前~ : 受講料の30% セミナー開催1週間前~前日: 受講料全額 |
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お問合わせ | 株式会社早稲田大学アカデミックソリューション(WAS) QuonAcademy事務局 TEL:03-3208-7866 E-mail:quonb@w-as.jp |