概 要 |
社会的なニーズの高まりや変化を受けて、多くの大学が、学生の成長をより促すための教育のあり方を模索し実践しています。その結果、3つのポリシー策定、教授法・授業デザイン改善、FD、IRといった分野で多くの成果が見られるようになりました。 一方、私立大学等改革総合支援事業において、カリキュラム編成に主体的に参画する「カリキュラム・コーディネーター」の配置を求めはじめたり、認証評価の第3サイクルにおいて内部質保証を重視したりといった新たな動きが見られるようになりました。すなわち、3つのポリシーに従ってカリキュラム体系を最適化し、それを実行・評価・改善していく組織的な取り組みが、新たに求められつつあります。
以上の背景を踏まえながら、セミナーではまず、カリキュラム編成とマネジメントに関する高等教育政策動向を概観します。次に、大学におけるカリキュラムマネジメントやカリキュラム編成についての概念や取り組み手順などについて解説し、理解を深めていただきます。さらに、カリキュラムマネジメントを学内で有効に機能させるために必要なポイントについて、各種調査や成功事例を例に挙げながら解説します。 また、セミナーの各パートでは、受講者のみなさまが所属する大学における現状や課題について分析・共有していただき、最後に、自学におけるカリキュラムマネジメントのありたい姿と、そこに至るためのアクションプランについて具体的に考えていきます。
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詳 細 |
(予定のため、変更の可能性があります) 0.イントロダクション ・ 講師自己紹介 ・ アイスブレイク(ワーク) ・ セミナーの目的、目標、手順 ・ 自学のカリキュラムマネジメントに関する特徴と課題の洗い出し(個人ワーク、グループ共有)
1.高等教育政策にみる大学のカリキュラム編成とマネジメント ・ 1990年代からの流れ ・ 中央教育審議会「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)」 ・ 教育研究体制 -多様性と柔軟性の確保- ・ 教育の質の保証と情報公表 -「学び」の質保証の再構築-
2.カリキュラムマネジメントとは ・ 方法的側面と経営的側面 ・ 初等中等教育から高等教育への展開 ・ 大学におけるカリキュラムマネジメントとは ・ 連関性と協働性 ・ 自学における課題の洗い出し(個人ワーク、グループ共有)
3.カリキュラムの編成 ・ カリキュラムとは何か ・ 工学的アプローチと羅生門的アプローチ ・ カリキュラム編成の基本事項 ・ 授業科目間の関係性を示すツール紹介 ・ カリキュラムマネジメントの評価手法と指標 ・ 自学における課題の洗い出し(個人ワーク、グループ共有)
4.カリキュラムマネジメントが有効に機能するために ~各種調査および成功事例をもとに~ ・ カリキュラム編成上の工夫 ・ カリキュラム改訂において重視すること ・ カリキュラムマネジメントが有効に機能するために必要な条件 ・ カリキュラムマネジメントを実施するにあたっての留意点
5.自学におけるアクションプランの検討(個人ワーク、グループ共有) ・ 自学におけるありたい姿を考える ・ 自身の立場でやるべきことを考える
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対 象 |
本テーマに関心のある大学教職員 |
講 師 |
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杉谷 祐美子 すぎたに ゆみこ 青山学院大学 教育人間科学部教育学科 教授
早稲田大学第一・第二文学部助手、日本学術振興会特別研究員、青山学院大学文学部教育学科専任講師、准教授等を経て、2015年より現職。
専門は高等教育論、教育社会学。主な研究内容は、学士課程カリキュラム、初年次教育プログラム、大学生の学修状況などに関する実証調査研究。
著書に、『大学の学び 教育内容と方法』(編著、玉川大学出版部)、『進化する初年次教育』(共編著、世界思想社)、『高等教育の質とその評価 -日本と世界』(分担、東信堂)、『大学のFD Q&A』(共編著、玉川大学出版部)など。
2008年-2009年 文部科学省「中央教育審議会 大学教育の検討に関する作業部会学位プログラム検討ワーキンググループ」専門委員、 2012年-2015年 文部科学省「大学設置・学校法人審議会 大学設置分科会」専門委員、 2014年- 文部科学省「大学教育再生加速プログラム委員会」委員、 2016年- 文部科学省「大学設置・学校法人審議会 大学設置分科会」特別委員、 2017年- 文部科学省「政策評価に関する有識者会議」委員 など。
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開講日 |
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受講料 |
【個人単位でお申込みの場合】 ※お申込み時点での税率が適用されます。 11,000円(税込/1名様あたり)2019年10月1日からお申込みの場合
【大学(法人)単位でお申し込みの場合】 申込タイプにより異なります 詳細は https://www.quonb.jp/university/sdseminar_info.html |
定 員 |
30名 |
申込締切日 |
実施日の3日前 |
受講料
振込口座 |
【個人単位でお申込みの場合】 ◆お申込みから7日以内に、下記口座までお振込みください。 三菱UFJ銀行 江戸川橋支店 普通 1045898 口座名義 株式会社早稲田大学アカデミックソリューション
【大学(法人)単位でお申込みの場合】 大学窓口担当者様に請求書をお送りいたします。 |
会場 |
早稲田大学 早稲田キャンパス19号館 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-21-1 https://goo.gl/maps/gZ3oAHjcU3C2 |
キャンセルポリシー | 【個人単位で参加の場合】 お申込をキャンセルされる場合は、下記事務手数料およびキャンセル料が発生いたします。 受講料のお振込がないことをもってキャンセルとはみなしませんので、必ずメールかお電話にてご連絡くださいますようお願いいたします。
【キャンセル料】 ・お申込完了後~セミナー開講初日の1か月前の前日まで: 1セミナーあたり2,000円 ・セミナー開講初日の1ヶ月前以降~1週間前の前日まで: 受講料の40% ・セミナー開講初日の1週間前以降~開講初日以降: 受講料全額 |
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お問合わせ | 株式会社早稲田大学アカデミックソリューション(WAS) QuonAcademy事務局 TEL:03-3208-7866 E-mail:quonb@w-as.jp |